人を恋うる歌
人を恋うる歌
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一、妻をめとらば才たけて
みめうるわしく情ある
友をえらばば書を読みて
六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱
二、恋のいのちをたずぬれば
名を惜しむかな男の子(おのこ)ゆえ
友の情をたずぬれば
義のあるところ火をも踏む
三、ああわれコレッジの奇才(きさい)なく
バイロン ハイネの熱なきも
石をいだきて野にうたう
芭蕉のさびをよろこばず