ほととぎす
ほととぎす
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一、小暗き(おぐらき)夜半(よわ)を 独り(ひとり)行けば
雲よりしばし 月はもれて
人声(ひとこえ)いずこ 鳴くほととぎす
見かえる瞬間(ひま)に 姿消えぬ
夢かとばかり なおも行けば
またも行く手に やみはおりぬ
二、別れし友よ 今はいずこ
今宵の月に 君をおもえば
心はうつろ 思い出消えず
悩める胸に かえるは彼の(かの)日
ほしかげたより ともに語りし
昔のことば いまぞ偲ぶ(しのぶ)