日本の昔話を題材にした曲を紹介します。
日本の昔話を歌った曲としては、「一寸法師」「浦島太郎」「金太郎」「さるかに」「はなさかじじい」「桃太郎」などがありますが、これらは、明治時代の唱歌として作詞作曲されました。
これらの昔話の中で、もっとも古いものは、「一寸法師」「浦島太郎」です。
「一寸法師」「浦島太郎」は、室町時代から江戸時代に作られた「御伽草子」と呼ばれる短編の物語のひとつで、このほかに、「酒呑童子」「ものくさ太郎」などがあります。
室町から江戸にかけてつくられたこれらの物語は題材も多岐に渡り、動植物を擬人化したものもあり、これが、おとぎばなしとして伝えられてきました。その数は、500編に及びます。
御伽草子は、絵入りで、文章もやさしく書かれており、一般民衆を対象に書かれた読み物です。
また、子どもたちへの躾(しつけ)の意味合いが強く、この教訓的な内容が明治の教育に使われたと言えます。
では、日本の昔話の曲をお聞きください。
なお、童謡・唱歌として書かれた歌詞は、内容が原典と異なっているところがあります。
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