日本の夏

イラスト/日本の夏

梅雨が明け、夏本番です。

まばゆい夏の光が降り注ぎ、極暑、酷暑、炎暑、大暑といった季語があてはまる季節です。

暦の上では、夏は6月からですが、本当の夏は、7月中頃から、北太平洋高気圧が勢力を強め、焼けつくような暑さが続く8月までと言えます。

天気予報では、真夏日ということばが毎日のように聞かれます。真夏日とは気温が30℃以上の日のことをいいます。

最近では、30℃が当たり前で、大都市の周辺では、35℃を超える日が多くなってきています。
これは、ヒートアイランド現象が起きているのが原因と言われます。

ヒートアイランド現象とは、都市化によるアスファルト道路の照り返し、クーラーの放出熱や自動車の排ガスなどが重なり合って起きるもので、増加傾向にあります。

こんな厳しい夏の気候の中、わが国では、古くから、暑さに対してのさまざまなくふうをしてきました。

「簾(すだれ)」「籐椅子(とういす)」「団扇(うちわ)」「茣蓙(ござ)」「浴衣(ゆかた)」などがあります。

食べ物としては、「胡瓜もみ(きゅうりもみ)」「冷麦(ひやむぎ)」などが、そして、「風鈴(ふうりん)」が暑さを忘れさせてくれます。

夏の歌を紹介しましょう。

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