お正月は、一年の第1月のことで、中国から移入された言葉だそうです。
お正月の行事の本来の目的は、一年のはじめに、各家の祖先を仰ぎ、その年が実り豊かであることを祈ることにありました。
農業国家であった日本にとり、新しい年の豊作を願うことはたいへん重要な意味を持っていたのです。
しかし、このお正月の意味は、しだいに薄れ、現在は、単に「新しい年を祝う」意味での行事になってきました。
お正月は、「雑煮」を食べ、「年始」として、知人を訪問する風習があります。
最初、年始は、家族親戚の間だけのものでしたが、武家社会のころから、主従の間での年始が始まったそうです。
現在は、さらに拡大し、年賀状の登場で、遠く離れた知人にもあいさつをするようになりました。
子ども達にとってのお正月は…、「もういくつねるとお正月…」と、 楽しいことがたくさんあります。
お正月 (1分58秒 曲/滝廉太郎)
作詞は、東くめ(1877年〜1969年)で、明治34年文部省発表の幼稚園唱歌です。
子ども達のお正月の楽しみとして、お年玉、鞠(まり)つき、羽子(はね)つき、凧あげ、こままわし、歌留多(かるた)、双六(すごろく)などがあります。
そして、待ちに待ったお正月がやってきます。 「一月一日」を聞いてください。
一月一日 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分17秒 曲/上真行 詞/千家尊福)
この曲は、明治26年に発表されました。
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