梅雨

イラスト/梅雨

「梅雨(つゆ)」は、日本列島の南岸に停滞する梅雨前線(ばいうぜんせん)により、長期間にわたって降り続く雨のこと、また、この頃のじめじめした気候の季節をいいます。

梅雨は、「つゆ「」と読むのが一般的で、「ばいう」とも読みます。梅雨の語源については、いくつかの説がありますが、「梅が熟す季節の雨」から、「梅雨」と呼ばれるようになったようです。

梅雨前線は、北太平洋高気圧とオホーツク高気圧の間に形成される停滞前線です。

前線とは、「暖かい空気と冷たい空気の境界面が地表と交わる所」と定義されます。
北太平洋の温かい空気の下に、日本海側の冷たい空気が入り、雨をもたらします。

この梅雨前線の影響を受けるのは、日本だけではなく、中国の揚子江にかけての広い範囲となります。

梅雨は、太陽暦の6月10日頃に始まり、その後1ヶ月間続きますが、雨の期間は、年により異なり、地域によっても前後します。

日本の場合、沖縄が最も早く、東日本の梅雨が、暦で言われる梅雨と一致します。

5月にも雨が続くことがあり、これを「走り梅雨(はしりづゆ)」といい、梅雨の終わりを「梅雨明け(つゆあけ)」と呼びます。

雨の少ない梅雨である「空梅雨(からつゆ)」という語もあります。

では、梅雨の季節の曲をお聞きください。

かたつむり  ⇒  歌詞掲載ページ (1分31秒 曲/文部省 詞文部省)

明治44年に発表された文部省唱歌。
かたつむりを相手に元気に遊ぶ子どもの気持ちがうまく表現されています。

  ⇒  歌詞掲載ページ (2分18秒 曲/弘田龍太郎 詞/北原白秋)
あめふり  ⇒  歌詞掲載ページ (1分28秒 曲/中山晋平 詞/北原白秋)

北原白秋の詩による、童謡の名曲です。

雨傘唐傘  ⇒  歌詞掲載ページ (1分50秒 曲/河村光陽 詞/武内俊子)

河村光陽、武内俊子の作曲・作詞の童謡の一つです。

てるてる坊主 (1分51秒 曲/中山晋平)

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