松原(まつばら)遠く 消ゆる(きゆる)ところ
白帆(しらほ)の影は浮ぶ
干網(ほしあみ)浜に高くして
鴎(かもめ)は低く波に飛ぶ
見よ昼の海
見よ昼の海
島山(しまやま)闇(やみ)に 著き(しるき)あたり
漁火(いさりび)光淡し(ひかりあわし)
寄る波(よるなみ)岸に緩くして(ゆるくして)
浦風(うらかぜ)軽く(かろく)沙(いさご)吹く
見よ夜の海
見よ夜の海
1913年(大正2年)に文部省唱歌として発表された名曲「海」は、日本の海の風景を見事に表しています。
海 (2分45秒 曲/文部省 詩/文部省)
海は、1年を通し、日本人の心をなごませてくれていますが、人々が最も多く海に訪れる季節は夏です。
夏は、海水浴、ヨット、舟遊びなどで代表されるマリンスポーツの季節、マリンブルーの海とヨットの白い帆のコントラストなど、海のロマンが感じられます。
今の海水浴場は、海の家が建ち並び、そして、ビーチパラソルなど、華やかです。こんな中、開けていない静かな海を訪れ、日本の海を味わってみてはいかがでしょうか。
海の歌を何曲か聞いてください。
港(みなと) ⇒ 歌詞掲載ページ (2分09秒 曲/吉田信太 詞/旗野十一郎)
われは海の子 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分00秒 曲/文部省 詞/文部省)
歌詞は7番までありますが、後半の歌詞は、戦争という時代を反映したものとなっています。
7番までの詳しい歌詞は、テーマ特集ページの一つ「唱歌の歴史」をご覧ください。
浜辺の歌 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分09秒 曲/成田為三 詞/林古渓)
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