夜のしらべ
夜のしらべ
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一、あわれ懐しき(ゆかしき) 歌のしらべ
夕(ゆうべ)はるかに 胸に聞けば
心はかえる 楽し昔
ああ歌えや君よ 永久に歌え
いざ なつかし君歌え
歌え 歌え ああ永久に
二、あしたあやなす 雲の如く
君が笑い(えまい)の 浮ぶみれば
いつかうれいの 影ぞ消える
ああ笑まずや(えまずや)君よ またもまたも
いざ なつかし君笑めよ
笑めよ 笑めよ ああまたも
三、夜半にあでなる 君が寝顔
見ればうれし うつつか夢か
似たりほのかに 愛の君に
ああ眠れや君よ 眠れ眠れ
いざ なつかし君眠れ
眠れ 眠れ ああ君よ