今回は、春を待つ思いを歌った歌を紹介しましょう。
2月に入ると立春を迎えます。
節分の日の翌日の2月4日または5日が立春、しかし、立春を過ぎてもまだまだ寒さは続きます。
この時を立春にしたのは、農耕上の必要からで、暦の上で春とされれば、気持ちの上で春を感じることができるということからでした。
2月から3月の頃の気候は、春寒、向春、春雪、早春などの言葉で表現されます。
これらの言葉からは、まだ続く寒さと共に、人々の春を待ち望む思いも感じ取ることができます。
早春賦 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分50秒 曲/中田章 詞/吉丸一昌)
春を待ちわびる思いが伝わってきます。
春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず
春と聞かねば 知らでありしを 聞けば急かるる(せかるる) 胸の思(おもい)を
いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か
うれしいひなまつり (2分17秒 曲/河村光陽)
「かすかにゆする春の風…」 「春のやよいこのよき日…」 本格的な春の訪れを待つ思いはさらに強まります。
春よ来い ⇒ 歌詞掲載ページ (1分43秒 曲/弘田龍太郎 詞/相馬御風)
どこかで春が ⇒ 歌詞掲載ページ (2分12秒 曲/草川信 詞/百田宗治)
どこかで春が生まれてる…、春はもうそこまで来ています。
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