オホーツク海、日本海、東シナ海、そして、太平洋と、
日本は、四方を海に囲まれる島国です。
太平洋側は、暖流の黒潮が、北からは、寒流の親潮が流れ、両海流の出会う海は、世界有数の漁場でもあります。
日本では、この恵まれた海洋環境の中、古くから沿岸・沖合漁業が盛んになりました。
私達日本人は、この「海の幸」から、動物性たんぱく質を取った生きてきたのです。
漁業活動の基点である漁港は、全国に広がり、
銚子、八戸、石巻、焼津、釧路、稚内、長崎、松浦、境港、気仙沼、等々が漁獲高の多い漁港です。
そして、これらの港では、「大漁を願う歌」「大漁を祝う歌」「労働歌」が作られました。
今回は、この港の民謡を紹介しましょう。
大漁節 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分07秒 曲/千葉県民謡 詞/千葉県民謡)
銚子の港は、江戸時代から栄えました。
とれる魚は、「いわし」で、元治元年(1864年)は、未曾有の豊漁となり、この時に、大漁を祝う歌と踊りが作られました。(以上、銚子市のホームページより)
斎太郎節(大漁唄い込み) ⇒ 歌詞掲載ページ (2分11秒 曲/宮城県民謡 詞/宮城県民謡)
宮城県沖は、親潮と黒潮がぶつかり合う好漁場です。
「斎太郎節(大漁唄い込み)」は、漁師たちの船漕ぎ歌で、陸の風景を思い起こさせ、疲れた体を奮い立たせたのだそうです。
ソーラン節 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分57秒 曲/北海道民謡 詞/北海道民謡)
北海道を代表する漁業歌の「ソーラン節」は、「にしん」をとる時に、漁師たちが歌う勇ましい歌です。
かつての北海道地方の「にしん」の水あげは、たいへんなものでした。
貝殻節 ⇒ 歌詞掲載ページ (2分37秒 曲/鳥取県民謡 詞/鳥取県民謡)
過酷な帆立貝漁で生まれた、山陰・鳥取県の労働歌です。
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