滝廉太郎 春のうららの隅田川

イラスト/滝廉太郎 春のうららの隅田川

滝廉太郎(1879年〜1903年)の歌曲を紹介します。

滝廉太郎は、明治時代の作曲家で、代表作として、「花」「荒城の月」「箱根の山(箱根八里)」などがあり、これらの曲は、唱歌にも取り入れられ、廉太郎は、日本の洋楽の道を開いた音楽家ということができます。

滝廉太郎は、東京に生まれ、富山・大分で少年時代を過ごし、1898(明治31)年に東京音楽学校(現東京芸術大学)に入学しました。

1901年留学生としてドイツに渡ります。しかし、結核におかされ帰国、大分で療養中の1903年、23歳の短い生涯を閉じました。

まず、代表作、「花」を聞いてください。

 (1分50秒 曲/滝廉太郎)

この曲は、1900(明治33)年に発表された「歌曲集 四季」の4曲中の1曲です。
「歌曲集 四季」は、「二重唱/花」 「独唱/納涼」 「混声四部合唱/月」 「混声四部合唱/雪」から成っています。

荒城の月  ⇒  歌詞掲載ページ (3分32秒 曲/滝廉太郎 詞/土井晩翠)

1901(明治34)年に中学唱歌として発表されました。
かつての栄華をほこった春の古城を題材に、人の世のむなしさが歌われます。

箱根の山(箱根八里)  ⇒  歌詞掲載ページ (2分39秒 曲/滝廉太郎 詞/鳥居忱)

この曲も、荒城の月と同様、中学唱歌で、1901(明治34)年の発表です。

以上の声楽曲に加え、滝廉太郎は、幼稚園唱歌も作っています。
次の曲は、東くめ(1877年〜1969年)の詞により、1901(明治34)年、「幼稚園唱歌」に発表されました。

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